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Thanks to all I’ve seen in every moment of my life … you all are my Heaven Below!

再会

前回、色々大変やって書きましたが…勿論、素晴らしいことも。

まずは、その後、晴天が3日ほど続いたこと (^_-)
たかが天気と思うかもしれないけど、青い空を見ると気分も晴れるっていうか…
頑張ろうって気持ちになりますね!
(ハンブルクの冬って、殆ど毎日空が薄暗くて、しとしと雨が降ってる感じなのです)

それと、もう一つ、とっても懐かしい人に再会したこと!
彼の名はカーステン・マイヤー。
彼との出会いは2002年に遡ります。

当時、「ハンブルクに来たものの、どうやってバンドメンバーを探そうか」……たった一人で頼る人もなく困っていた私。

悩んだ末、音楽雑誌のライブ情報のページを参考に、メタル系ライブのある日はいつも会場へ行ってホール・スタッフと交渉し、ライブ終了と同時に会場出口でメンバー募集のチラシを配らせて貰うことにしたのでした。
▼会場出口で配布しまくったチラシ
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2002年、恐らくあの日も11月だったと思います。
その日、私は
GRUENSPAN という会場にいました。
歴史ある大きなホールで、Bryan Adams や Linkin Park, REM など、数多くのビックなアーティストがここで演奏しています。

でも、その日のライブで演奏してたのが誰だったか、よく覚えていません。
とにかく、ラストの曲になったら、チラシを抱えていち早く外に出よう…
そればっかり考えていました。

で、遂にラストの曲になって……急いで出口まで行くと、周囲は真っ暗。
(ライブは大抵、日本よりも遅い時間に始まるので、終了したのは11時頃かな?!)
暗いだけじゃなく、出口の外は寒くて……一人で心細く感じながらも、
私は扉沿いに立ち、お客さん達が出てくるのを待ちました。

すると、出口の扉が開いて……
バッとお客さんが出てきます。
凄い数なので、全員に配るのは無理。
とにかく手当たり次第、声をかけながら、出来るだけ多くの人に手渡しました。
「バンド探してます!よろしくお願いします!」
だけど勿論、ライブが終わってほろ酔い気分の皆さん、後ろから出てくるお客さんに押されて、多くは私に耳を貸す暇などなく、ただただ通り過ぎていきます。

そんな中、革ジャンを着た長髪の男性が一人、私から貰ったチラシを手に、今帰った道をこちらへ引き返してくるではありませんか。

その人はまっすぐ私のところに歩いて来ました。
「君、一人で大丈夫?」
「はい」
「ヘヴィメタル・バンドが組みたいの?その為に日本から来たの?」
「そうです」
少しして、彼は言った。
「わかった。同じく、ヘヴィメタルを愛する者として、君の力になりたい。」
「はい!」
「いいかい?ここから少し歩いた所に、もっと良い場所がある。ハンブルクのバンド関係者の溜まり場
Headbangaer’s balloomさ。あそこにはビッグなバンドも時々呑みにくる。だから、あそこで配れば、ハンブルグのヘヴィメタル・シーンに広がるよ。来るかい?」
「はい!」
この人を信じて、行ってみよう。

けれど、ついて行くうちに、港に近づいて…人通りが少なくなってゆき...
私は正直、ちょっぴり不安になった。
ーーもしもこの人が悪い人で、いきなり私を襲って来たら?
カバンの紐を握りしめた。

すると、少しして、カーステンが振り返った。
「さあ、ここだよ。」
彼はバーのドアを開け、私を店内へ案内した。
中では、爆音でヘヴィ・メタル音楽がかかっていた。
そして、なんとっ、あの有名バンド、ハロウィンのベーシスト、マーカス・グロスコフが…。
めっちゃびっくりだった ∑(゚Д゚)

私はね、私はね、中高生の頃にハロウィンを聴いたのが衝撃で、それで人生が変わっちゃったような人なのですよ。
そのバンドの人が目の前にいるんですよ!!!!!!(◎_◎; )
「ほら、行って!」
カーステンに背中を押されて、怯む心を抑え、私はマーカスに話しに行った。
何を話したか今となっては全く覚えていないけど…。

その日、このバーに居た人たちにチラシを配りまくって…
そのうちの一枚がメタリウムのラーズ・ラッツの元に届き、それで契約。
世界デビューへと繋がったわけだ。
言うなれば、全ては、カーステンがいたからこそ。
(ちなみにこの日、私が一通りチラシを配り終わると……彼は「夜も遅いし、危ないから…」と Headbanger's Ballroom前までタクシーを呼んでくれ、「頑張ってね!」と見送ってくれました。)

そして、11年ぶりにハンブルクにやって来て……
今度は
MARKTHALLE という会場近くの交差点でバッタリ!
「サエコ〜!!どうしたの?今日は GRUENSPAN じゃないの??」
そんな冗談を言いながら、私たちは再会を祝った。
彼は喜んでワインを奢ってくれ……私が音楽活動を再開できるよう、元気付けてくれました。

久しぶりにハンブルクにやって来て、そしてまた、最初の数週間にカーステンと出会うとは!
なんだかね、神様みたいな何かがね、「大丈夫だよ!」って言ってくれてる気がしました。
ちなみに、MARKTHALLE のオーナーとも素晴らしいエピソードがあるのですが(長くなるのでここには書かないけど)、多分、今はオーナー変わってるんだろうな〜。
いつか機会があったら、確かめに行ってみよう!

▼再会を記念して MARKTHALLE 前でパチリ。右がカーステン、左がガールフレンドのパトリツィア。

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きっと大丈夫。信じて、壁を乗り越えよう!!

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